脱臼｜草加市・金明町・草加駅　和たなべ整骨院

脱臼とは関節を構成する骨同士の位置関係がずれてしまう事を指します。
脱臼が生じると、痛みはもちろん、外見上の変形、関節の可動制限などが見られます。

肩や指に好発しますが、その他の様々な関節で生じる可能性があります。
各種スポーツでも、関節部に強い衝撃が加わると脱臼が生じる事が少なくありません。
脱臼を起こした際は、適切な整復動作を受けることで関節の位置関係を元通りにすることが期待できますが、
関節構成体を損傷してしまうと脱臼が癖になってしまう方もいらっしゃいます。

そのようなリスクを避けるためにも脱臼が疑われる際は早い段階でご相談ください。

脱臼で見られる症状としては脱臼を生じると、関節部が痛み、動かせない、または動かしにくくなります。
関節が外れる感覚や、外れた際の音が聞こえることもあります。
そして時間の経過とともに、患部の出血などにより局所の腫れが生じたり、変形して見えたりすることもあります。

脱臼を一度起こすと、場合によっては癖になって軽微な外力で何度も繰り返す事があります。
肩関節などは脱臼を繰り返すと関節部が損傷し、くしゃみや寝返りなどのちょっとした動作に伴って脱臼してしまうようになってしまうこともあります。

脱臼は、スポーツ現場、転倒時など急激な外力が作用することで発症します。
交通事故でも発症することがあります。
このため脱臼を起こした前後の状況を詳細に問診し、評価することは、脱臼の有無や関節の状態を判断するうえで非常に重要です。
身体所見から脱臼は明らかにわかりますが、レントゲンや場合によってはCT・MRI検査で骨折の有無、
筋肉や神経などの合併症を確認することも必要となってきます。

①現場での応急処置

脱臼を発症したときは、緊急処置として局所の安静を保つことが重要です。
疼痛緩和肢位と言われる痛みを感じにくい姿勢をとり、脱臼が疑われる部位を氷や水などで冷やし、
包帯などで患部をできる限り固定して早急に医療機関を受診することが大切です。

②脱臼の整復

脱臼が生じた関節の状態を詳細に評価し、骨折や神経損傷などの合併症を見極めたうえで整復を行います。
脱臼した関節により整復法は多岐にわたります。

③固定とリハビリ

整復後には関節を固定して保存的に回復を待ちます。
その中で腫れやむくみなどが現れて対応に苦慮する場面も出てくるかもしれませんが、段階を踏みながら適切なリハビリを継続することが重要です。

脱臼は、関節が元に戻れば治ったと思わるかもしれませんが、実は、その後が重要なのです。
脱臼は、癖になることもありますので、適切な固定期間、適切な筋トレは必須です。
脱臼の整復は早ければ早いほど楽にはまります。逆に言えば、時間が経過してしまうとはまりずらくなります。

最悪、手術で戻すことにもなりかねません。もし脱臼が疑われたら草加市（新田駅）の和たなべ整骨院　草加院へお越しください。