胸郭出口症候群｜草加市・金明町・草加駅　和たなべ整骨院

胸郭出口症候群は上肢や肩甲骨周囲の運動や感覚を支配する神経（腕神経叢）と血管（主に鎖骨下動静脈）が硬くなってしまった筋肉や鎖骨、肋骨などによって圧迫されることで生じる傷病です。
なで肩の若い女性に多く見られる特徴があります。

胸郭出口症候群の症状は多岐にわたりますが、主に腕を挙上する動作の時、腕の内側にしびれ、痛みが現れたり、力が入りにくいなどの症状があります。

力が入りにくいには握力にも影響を及ぼすことがあります。
ときには、指先の感覚障害が現れ、細かい手指の動き（服のボタンを閉める）がやりにくくなるなどの運動障害が生じることもあります。

手指の運動障害や握力の低下があるものでは、手の筋肉が萎縮し、手の甲を見ると骨と骨の間が凹み、手のひらの小指側にある筋肉のふくらみ（小指球筋）が痩せてきます。
鎖骨下動脈が圧迫されると心臓から上肢への血行不良が生じて腕が色白くなります。
鎖骨下静脈が圧迫されると上肢から心臓への血行不良が生じて腕が青紫色になります。

胸郭出口症候群は神経（腕神経叢）と血管（主に鎖骨下動静脈）が圧迫される部位によって次の3つに分類されます。

１．斜角筋症候群：首の前側にある前斜角筋と中斜角筋で構成される隙間（斜角筋隙）と言う神経と血管の通り道が狭くなることで、それらが圧迫され症状が現れます。

重いものを持つときなど上肢に牽引ストレスが加わると、肩～首への負担が大きくなり前斜角筋と中斜角筋が緊張し斜角筋隙が狭くなって症状が現れます。

またデスクワークなど長時間、下を向く姿勢をすると首に負担がかかり、なで肩などの不良姿勢も加わり、前斜角筋と中斜角筋が緊張し斜角筋隙が狭くなり症状が現れます。

２．肋鎖症候群：肋骨と鎖骨で構成される隙間（肋鎖間隙）と言う神経と血管の通り道が狭くなることで、それらが圧迫され症状が現れます。稀ですが、先天的に頚肋と呼ばれる一般的にはあるはずのない骨が原因になることもあります。なで肩姿勢の方は、鎖骨が下がり、肋骨との隙間が狭くなってしまい、肋鎖症候群の症状を呈することもあります。

３．小胸筋症候群（過外転症候群）：小胸筋と烏口鎖骨靭帯で構成される隙間（小胸筋下間隙）と言う神経と血管の通り道が狭くなることで、それらが圧迫され症状が現れます。腕を挙上すると小胸筋と肋骨の間で神経が圧迫されます。なで肩の人の場合、さらに神経が圧迫されやすくなります。

胸郭出口症候群による様々な症状を放っておくと主に手指の症状が増悪する可能性があります。

運動がしにくくなる、感覚が鈍くなる、握力が低下するなどが考えられます。それは服のボタンが閉めにくい、ペットボトルが開けにくい、持っていた物を落としやすいなど日常生活に支障をきたすようになります。
神経症状や筋力の低下は進行すると改善するのに時間がかかってしまうため、早めの受診が重要です。

胸郭出口症候群の対策として、まず最初に胸郭出口症候群であると確定することから始まります。
草加市（新田駅）の和たなべ整骨院　草加院では、問診や徒手検査により胸郭出口症候群と他の首や上肢の傷病を鑑別し、確定してから施術を行います。

そして、最も重要なことは「痛みやしびれが出る動作や姿勢を回避すること」です。
こちらに関しても日常生活でできることを丁寧にご説明させていただきます。

根本改善のため「骨格調整」、「筋膜調整」、「電気治療」により原因を取り除き症状が出にくい身体づくりをしていきます。

「骨格調整」

現在の姿勢をチェックさせていただきます。もし、ゆがみが生じている肩甲骨や骨盤、背骨があれば1つずつ調整を行います。

姿勢の中でも特に猫背は胸郭出口症候群の発症と密接に関係しているので骨格調整により矯正していきます。
草加市（新田駅）の和たなべ整骨院　草加院の骨格調整はよくテレビで見るような『ボキボキ』と痛みを伴う施術はいたしません。
ゆがみを引き起こしている筋肉を緩め、ソフトな施術で骨を正しい位置に戻すように行います。

「筋膜調整」

胸郭出口症候群の症状を出す原因となる筋肉を筋膜の繋がりをつかって緩めていきます。
神経と血管の通り道である隙間を狭める原因となる筋肉群を1つずつ緩め、神経や血管の圧迫を解放することで症状が現れにくくなります。

「電気治療」

表層の筋肉を緩め、血流を改善します。同時に神経の過剰な反応を抑制する効果も期待できます。
一般的な家庭用の低周波電気治療に比べて、より筋肉や神経を狙ってアプローチできるため、胸郭出口症候群によるしびれを緩和する効果が期待できます。

草加市（新田駅）の和たなべ整骨院　草加院では胸郭出口症候群による痛みやしびれを緩和することはもちろん、肩甲骨や骨盤の調整をすることで痛みのない自然体を創造することができます。是非、一緒に根本改善を目指しましょう。