側弯・不良姿勢矯正
【もくじ】
側弯・不良姿勢矯正|草加市・和たなべ整骨院
側弯症とは背骨(脊椎)を背面(または正面)から見た時、真っ直ぐではなく左右にカーブしている状態で背骨(脊椎)自体のねじれを伴うことがあります。
通常、小児期にみられる脊柱変形を指します。
左右の肩の高さの違い、片側の肩甲骨の突出、左右の腰(骨盤)の高さの非対称、胸郭の変形、前屈した姿勢にさせ、後ろから背中をみた場合、左右どちらのか肋骨や腰部の隆起などの変形を生じます。
注意すべきは、側弯が進行すると、腰背部痛や心肺機能の低下をきたすことがある点です。
側弯症には「機能性側弯」と「構築性側弯」があります。
●機能性側弯:一般的な側弯状態のことで、何らかの原因により一時的に生じた側弯です。
●構築性側弯:本当の意味での側弯症のことで、背骨(脊椎)のねじれ(回旋)を伴った側弯であり、簡単にまっすぐに戻らなくなった状態です。
国内での発症頻度は1~2%程度と言われ、特に女子に多く見られます。
1.特発性側弯症:「特発性」とは、原因がわからないことを意味します。側弯症全体のうち80~85%を占めます。発症する年齢により以下に分類されます。
①乳幼児期側弯症:3歳以下で発症し、男児に多く見られます。
②学童期側弯症:4~9歳に発症し、進行する例が多い特徴があります。
③思春期側弯症:10歳以降に発症し、女子に多く見られます。
2.疾患が原因で発症する側弯症:側弯症の原因となる疾患により以下に分類されます。
①先天性側弯症:背骨(椎骨)に生まれつき、形態的な異常があるために発症する側弯症です。
②神経・筋原性側弯症:神経や筋肉が侵される様々な病気が原因で発症する側弯症です。代表的な疾患に脊髄空洞症、脳性麻痺、筋ジストロフィーがあります。
③神経線維腫症による側弯症:レックリングハウゼン病とも呼ばれる疾患が原因で発症する側弯症です。特有な色素斑、皮膚腫瘍が見られます。
④間葉系疾患による側弯症:生まれつき、血管や結合組織の病気が原因で発症する側弯症です。代表的な疾患にマルファン症候群があります。
⑤その他の側弯症:放射線治療、やけどなどによるケロイド、骨系統疾患、感染、代謝疾患、脊椎の腫瘍などによっても側弯症が起こります。
前述の「機能性側弯症」であればある程度、徒手的に矯正することが可能です。
例えば、不良姿勢による側弯症であれば、スマートフォン、パソコンを長時間、見続けることにより生じる不良姿勢が原因ですので、当院の姿勢矯正施術での改善が期待できます。
最近、ご来院された親御さんから受けるご相談に多いのが「うちの子、最近、背骨が曲がっている気がするのですが・・・?」と心配されているケースです。
心当たりを伺うと「ゲームばっかりしている」とおっしゃる方が多いように感じています。
その場合、悪い癖が付いてしまった不良姿勢でバランスを崩してしまった身体を元に戻せば改善してきます。
お子さんとご一緒にご来院していただき、無料にて直接、姿勢をチェックして、施術プランをご説明しますので、ご納得いただけばご通院ください。
側弯症は重症、軽症を問わず少しでも早く原因を見つけて施術を受けていただきたい傷病です。
受診が遅くれ、施術開始が遅くなってしまったがために成長期を過ぎてしまうと、改善するまでの期間が長期化したり、後遺症を遺すリスクは高くなります。
できれば10代の成長過程で見つけてあげないと背骨が曲がったままで成人を迎えることにもなりかねません。
また側弯症は背骨が曲がるだけの疾患ではありません。
許容範囲を越えて弯曲が進行してしまうと、その影響は内臓にまで及びます。
影響を受ける臓器によっては日常生活に支障をきたす場合もありますのでご注意ください。
当院では、まず始めにしっかり症状をお伺いします。つぎに徒手検査をして、患者様の現在の状態をご説明します。
患者様がお子さんの場合、親御さんにも説明を一緒に聞いていただきます。
その上で施術プランをご提案しますので、それにご納得していただけたら施術を開始いたします。
患者様の状態により、細かな違いはありますが、大まかな施術内容は、「筋・筋膜調整」×「骨格・骨盤矯正」×「運動療法」になります。
筋・筋膜調整:不良姿勢の悪い癖により固まってしまった筋肉を1つずつ緩めていきます。その際、筋膜のつながりを使うことにより身体の左右または上下の筋バランスが正しくリセットされます。強く押圧すると言ったことはせず、主に振動刺激を利用したソフトな施術になりますのでお子様でも安心して受けていただけます。
骨格・骨盤矯正:背骨(脊椎)の土台である骨盤の傾き・ねじれを先に矯正します。その後、肩甲胸郭関節を矯正してから、背骨(脊椎)を解剖学的に正しい位置に戻していきます。これもテレビで見るような「バキバキ」と痛みを伴う施術はせず、ソフトで安全な施術ですのでご安心ください。
運動療法:側弯症の方向けの体操がありますので、そちらをメインに運動療法をご指導いたします。
左右どちらか一方の筋出力が低下してしまうことで矯正後の良姿勢を維持できない方がほとんどなので、それを運動することで改善していきます。
ご自宅でも継続していただける簡単な運動もご指導しますので、継続して側弯になりにくい身体づくりをします。
草加市(新田駅)の和たなべ整骨院草加院は、整形外科での勤務経験を活かした施術で、側弯症でお悩みのお子様、親御さんを将来的に全力でサポート致します。是非、ご相談ください。
執筆者:
和たなべ整骨院 院長 渡邉 武彦(治療家歴16年)
2014年春、金明町に『和たなべ整骨院』を開院いたしました。
他院に負けない勉強量で、皆様の健康増進のお手伝いをさせていただき、地域に愛される治療院となるよう、日々精進してまいります。